企業のグローバル化の進展に応じて、グローバルサイトを開設する企業は少なくありません。
グローバルサイトの日本・世界の主要企業における開設率をご紹介します。
グローバルサイトの開設率
日本と世界、地域、国別、業界別によって、グローバルサイトの開設率に違いが見られました。
- 日本が世界より開設率が高い
- 英語を母国語としない企業の率が高い
- グローバルに事業展開する企業の開設率が高い
- 医薬・製造業関連企業の開設率が高い
グローバルサイトの地域別開設率
欧州(ヨーロッパ)のグローバルサイト開設率が最も高く、北米が続きます。
欧州では英語を母国語としない国も多く、他の地域より開設率が高くなっています。
アジアは中国の開設率が極端に低いため、全体も低くなっています。
グローバルサイトの国別開設率
国別のグローバルサイト開設率は、スイス、英国(イギリス)、日本の順で高くなっています。
英語圏ながら英国が高い要因は北米市場への志向が強いためとみられます。
グローバルサイトの業界別開設率
日本国内では食品・日用品他、機械・輸送用機器、医薬品、電気・精密機器が高く、事業の海外進出の現状を反映しているとみられます。
世界では医薬品、食品・日用品他が高く、特に医薬品は7割を超え、2020年8月(22.2%)から大きく伸びています。パンデミック(COVID-19)へのグローバルな対応等が影響したと見られます。
参考記事 グローバルサイトデザイン制作の課題
参考記事 グローバルサイトの事例
グローバルサイト開設率のFAQ
グローバルサイトの開設率は増加していますか?
グローバルサイト開設率は、着実に増加しています。
2020年8月の当社調査では、世界全体で16.2%・日本では23.8%でしたので、約3年で世界全体、日本ともに4ポイント増加しています。グローバルサイト開設率のランキングは?
グローバルサイト開設率の国別ランキングは、1位:スイス、2位:英国、3位:日本で、以下はドイツ、オランダ、韓国、フランス、米国が続きます。
業界別は、日本では1位:食品・日用品他、2位:機械・輸送用機器、3位:医薬品、以下は電気・精密機器、エネルギーが続きます。世界では1位:医薬品、2位:食品・日用品他、3位:機械輸送用機器、以下は電気・精密機器、化学・素材が続きます。グローバルサイトの開設率が低い業種はありますか?
情報・通信、流通・小売り、サービス、建設、金融、運輸、不動産などは、グローバルサイト開設率が低いと言えます。グローバル企業であっても、各国で独自に販売やサービスを展開している企業は、グローバルサイトを開設していないケースも少なくありません。
日本・世界主要企業サイト グローバルサイト調査 2023年12月版
調査内容:「FORTUNE GLOBAL500 2023」の掲載企業、および「JPX日経400」の選定企業のグローバルサイト開設状況
調査方法:PCによる目視調査
調査期間:2023年12月15日~10月19日
調査対象サイト数:国内主要企業 400サイト/世界主要企業 500サイト
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