SDGsの注目度が高まり、サステナブル(持続可能)な社会の実現への関心が高まっています。
SDGsの認知率や関連キーワードの検索数推移、SDGsに対応したコーポレートサイトのナビゲーションの現状をご紹介します。
SDGsの推進と企業サイトへの影響
SDGsとは、国連で採択されたサステナブルな世界を目指す国際的な目標です。
サステナブル(Sustainable)、サステナビリティ(Sustainability)とは、「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味し、個人・企業を問わずサステナブルな社会の実現へ向けた取り組みが強く求められています。
さらに、企業の社会問題・環境問題解決への活動は投資や企業ブランディングなどに影響し、社会全体やステークホルダー(利害関係者)から関心が高まっているため、コーポレートサイト等での積極的かつタイムリーな発信が求められます。
SDGs認知率の上昇
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した調査によると、SDGsの認知率(名称も内容も知っている+名称は聞いたことがある)は、2019年から2年間で大きく上昇したことが分かりました。
SDGsがサステナブル系検索キーワードで他を圧倒
サステナブルな動向をキーワードのGoogle検索数推移から見ると、SDGsが他を圧倒しており、サステナビリティへの認知度、興味関心の高まりに大きく影響していると見られます。
SDGsは2019年頃から急激に増加し2021年にピークに達し、以降も高水準を維持しています。企業や団体のSDGsを推進する積極的な活動の影響も考えられます。
出典:Googleトレンド(2022/10/07)
Googleトレンドにおける人気度とは、特定キーワードの検索数の最高値(調査期間内)を100とし、その他を相対的に表示した数値です。数値が50の場合は、そのキーワードが最も検索された時点の50%の検索数であることを示します。
SDGsに続き「サステナブル」が検索キーワードに定着
サステナブル・ESG・CSR・サステナビリティの検索数では、CSR以外は増加傾向にあることが分かりました。
2020年を境にESGがCSRを逆転し、やや遅れてサステナブルも逆転しました。サステナブルはESGも超え、SDGsに次ぐトレンドになっています。サステナビリティも増加傾向で、SDGsの認知度向上により、持続可能な社会への関心や理解度が急速に高まり、サステナブル(サステナビリティ)が増加したと見られます。
出典:Googleトレンド(2022/10/07)
SDGs・サステナブル系キーワードの企業サイトナビゲーション採用
SDGs関連キーワードの検索数の増加に連動し、企業がサステナブルな取り組みの発信を強化しています。そのため、企業サイトのナビゲーションも変化していると考えられます。
国内主要企業のコーポレートサイトのナビゲーションについて、SDGs関連キーワード採用の現状を調査しました。
- 約8割がSDGsキーワード(サステナビリティ、CSR、ESG、SDGs)を採用
- サステナビリティを採用する企業が6割を超える
- キーワードを組み合わせる企業もある
- CSRは今後減少傾向か
- SDGs単体は少ない
SDGs・サステナビリティの企業サイトナビゲーション採用率
サステナビリティが主流になっていますが、SDGsやESGを含む考え方のため、統括的に採用されている傾向があります。
CSRは、検索トレンドが減少傾向であることから、今後のサイトリニューアル等で採用も減少することが予想されます。
検索回数が圧倒的に多いSDGsはナビゲーションへの採用は少ないものの、コンテンツとして充実させる企業は少なくありません。
SDGs・サステナブル系キーワードのナビゲーション採用事例をご参照ください。
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