Googleが強く推奨している構造化されたデータのマークアップについて、世界と日本の主要企業サイトにおけるトップページの対応状況を調査しました。
2023年6月の国内主要企業の構造化データ対応率は、2019年2月の6%から14%へ増加したものの、北米・欧州では約50%の企業が対応し大きな差がついています。
- 世界主要企業の3割が構造化データに対応
- 国内主要企業の85%が構造化データに未対応
- 北米・欧州主要企業の5割が構造化データに対応
- 中国・日本の構造化データへの対応の遅れが際立っている
構造化データ対応状況(世界・国内主要企業サイトのトップページ)
国内主要企業の構造化データ対応は遅れが認められるものの、増加傾向にあり世界との差は縮小しつつあります。
構造化データ対応率の推移(世界・国内主要企業)
構造化データ対応状況(世界主要企業地域別)
主な構造化データの種類と件数(世界・国内主要企業対応)
構造化データ種類 | 世界主要企業 | 国内主要企業 |
---|---|---|
Organization | 64(48) | 28(9) |
WebSite | 49(39) | 10(2) |
WebPage | 35(18) | 6(2) |
Corporation | 22(8) | 3(2) |
BreadcrumbList | 17(13) | 12(4) |
ImageObject | 16 | 4 |
VideoObject | 11 | 2 |
SiteNavigation Element | 10(13) | 4(1) |
Article | 7 | 2 |
CollectionPage | 1 | 3 |
FAQPage | 1 | 1 |
トップページ以外の構造化データ利用
本調査ではトップページのみを対象としましたが、製品ページや記事(ニュース)ページ、FAQ(Q&A)ページなどにもSEOを意識し構造化データは利用されています。
Google は、構造化データを使用してページのコンテンツを認識し、そのページをリッチリザルトと呼ばれる検索結果に表示します。リッチリザルトで表示されたページは、文章だけでなく、レビューや画像、手順などによって訴求力が高まりクリック率の向上につながります。
商品(Product)のリッチリザルト
記事(Article)のリッチリザルト
手順(HowTo)のリッチリザルト
世界主要企業サイト/国内主要企業サイト 構造化データ対応調査
調査内容
世界・国内主要企業サイトの構造化データマークアップの対応状況
調査方法
Google構造化データテストツール/スキーマ マークアップ検証ツールを利用し確認
調査対象
世界主要企業(Foutune global 500)/国内主要企業(日経400選定企業)公式サイトのトップページ
調査年月
2019年2月/2020年4月/2023年6月
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