構造化データ対応率は14%(国内主要企業サイト)

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Googleが強く推奨している構造化されたデータのマークアップについて、世界と日本の主要企業サイトにおけるトップページの対応状況を調査しました。
2023年6月の国内主要企業の構造化データ対応率は、2019年2月の6%から14%へ増加したものの、北米・欧州では約50%の企業が対応し大きな差がついています。

本記事のポイント

  • 世界主要企業の3割が構造化データに対応
  • 国内主要企業の85%が構造化データに未対応
  • 北米・欧州主要企業の5割が構造化データに対応
  • 中国・日本の構造化データへの対応の遅れが際立っている

構造化データ対応状況(世界・国内主要企業サイトのトップページ)

国内主要企業の構造化データ対応は遅れが認められるものの、増加傾向にあり世界との差は縮小しつつあります。

構造化データ対応率の推移世界・国内主要企業

世界・国内主要企業構造化データ対応率の推移2023年6月:構造化データあり世界主要企業31.8%,国内主要企業14.0%2023年4月:構造化データあり世界主要企業28.4%,国内主要企業10.3%2019年2月:構造化データあり世界主要企業25.2%,国内主要企業6.3%

構造化データ対応状況(世界主要企業地域別)

世界主要企業の地域別構造化データ対応率(2023年6月,2019年2月)欧州48.8%,39.3%/北米47.4%,41.7%/中南米44.4%,18.2%/アジア29.5%,14.0%/日本17.0%,1.9%/中国5.1%,2.7%世界主要企業31.8%,25.2%

主な構造化データの種類と件数(世界・国内主要企業対応)

構造化データ種類世界主要企業国内主要企業
Organization64(48)28(9)
WebSite49(39)10(2)
WebPage35(18)6(2)
Corporation22(8) 3(2)
BreadcrumbList17(13)12(4)
ImageObject164
VideoObject112
SiteNavigation
Element
10(13)4(1)
Article72
CollectionPage13
FAQPage11
構造化データのタイプ別対応件数(2023年6月)。()内は2019年2月

トップページ以外の構造化データ利用

本調査ではトップページのみを対象としましたが、製品ページや記事(ニュース)ページ、FAQ(Q&A)ページなどにもSEOを意識し構造化データは利用されています。
Google は、構造化データを使用してページのコンテンツを認識し、そのページをリッチリザルトと呼ばれる検索結果に表示します。リッチリザルトで表示されたページは、文章だけでなく、レビュー画像手順などによって訴求力が高まりクリック率の向上につながります。

商品(Product)のリッチリザルト
レビューが表示された商品の検索結果
記事(Article)のリッチリザルト
写真がカルーセルで表示されたニュース記事の検索結果
手順(HowTo)のリッチリザルト
シャンパンの開け方の手順が写真で表示された検索結果

参照:Google 検索がサポートする構造化データ マークアップ

世界主要企業サイト/国内主要企業サイト 構造化データ対応調査
調査内容

世界・国内主要企業サイトの構造化データマークアップの対応状況

調査方法

Google構造化データテストツール/スキーマ マークアップ検証ツールを利用し確認

スキーマ マークアップ検証ツール

調査対象

世界主要企業(Foutune global 500)/国内主要企業(日経400選定企業)公式サイトのトップページ

調査年月

2019年2月/2020年4月/2023年6月

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