Googleは、2021年6月から、Core Web Vitals(コアウェブバイタル)をページスピードの重要指標としてランキング要因に取り入れました。
国内主要企業のコーポレートサイトを対象に、ページスピードの現状を調査しました。

ページスピードの現状
国内コーポレートサイトのページスピードについて、サイトパフォーマンスとCore Web Vitals(コアウェブバイタル)を調査しました。
国内主要企業を対象に測定した結果、良好なページスピードのコーポレートサイトは非常に少なく、ほとんどのサイトで改善が必要であることが分かりました。
サイトパフォーマンス測定結果(コーポレートサイト)
コーポレートサイトのサイトパフォーマンススコアは、ほとんどの企業が改善を必要とする90点未満となりました。50点未満(世界の中央値に達していない)のコーポレートサイトが、540社中437社(約8割)に達していることが分かりました。

サイトパフォーマンスベスト20(コーポレートサイト)
国内主要企業コーポレートサイトのサイトパフォーマンススコア上位20社をご紹介します。
※当社調べ(2022年6月)
調査対象:東証プライム上場企業(2020年~2022年4月にWebサイトをリニューアル)
Core Web Vitals測定結果(コーポレートサイト)
国内主要企業のCore Web Vitalsは、FID(初回入力遅延)については約9割の企業が良好ですが、LCP(最大コンテンツ描画時間)とCLS(累積レイアウト変更)は、半数を超える企業が改善を必要とすることが分かりました。



※当社調べ(2022年6月)
調査対象:東証プライム上場企業(2020年~2022年4月にWebサイトをリニューアル) n=540
Googleが提供するページスピードの測定および改善に役立つツールをご紹介します。
ページスピードの調査についてのFAQ
ページスピードと離脱率の関連についての調査はありますか?
ページスピードが遅ければ遅いほど離脱率が上昇することを、Googleは明らかにしています。1~3秒の場合、離脱率は32%、1~5秒の場合は90%、1~6秒の場合は106%、1~10秒の場合は123%に昇ることが報告されています。
出典:Marketing Strategiesページスピードとユーザーの不満についての調査はありますか?
Googleは、表示に3秒以上かかるモバイルページからは、53%のユーザーが離脱していると報告し、ユーザーはページスピード(ページの読み込み時間)が2秒~3秒で不満を感じることを示唆しています。良好なユーザー体験のために、メインコンテンツの表示(LCP)が 2.5 秒以下になるように努力する必要があるとしています。
出典:Largest Contentful Paint (LCP)-web.devページスピードの改善と成果向上についての調査や事例はありますか?
メインコンテンツの表示(LCP)を31%改善し売上が8%増加した通信会社、ファーストビューのページスピードを0.1ミリ秒改善し「カートに追加」率が0.5%増加したECサイト、ページスピードが38%速くなり直帰率が20%減少した製薬会社などの具体的な調査や事例が報告されています。
ページスピードに関するご依頼やご相談など、 お気軽にお問い合わせください

Webサイト構築・運用をご検討中の皆様へ
Webサイト構築サービス及び運用サービスをぜひご参照ください。