世界・国内主要企業サイト 常時SSL化対応(認証レベル)調査

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常時SSL化対応とSSL認証レベルについて、世界および国内の主要企業サイトを対象に調査しました。

本記事のポイント

  • 世界主要企業の常時SSL化対応は、約9割
  • 国内主要企業の常時SSL化対応は、約10割に到達
  • 常時SSL化未対応の企業は、ほぼ中国に限られる
  • 国内主要企業は、世界主要企業よりも高い認証レベルを求める傾向

世界・国内主要企業サイト 常時SSL化対応状況

2023年7月時点で、世界主要企業の約9割、国内主要企業の約10割が常時SSL化に対応しています。
未対応企業は1社を除き中国企業であり、中国以外の主要企業は概ね常時SSL化に対応済みとなりました。

世界主要企業サイトの常時SSL化対応状況2016年5月:https完全対応17.0%,http併用19.8%,未対応63.2%,2017年8月:https完全対応30.4%,http併用18.0%,未対応51.6%,2018年3月:https完全対応47.0%,http併用10.2%,未対応42.8%,2018年6月:https完全対応52.4%,http併用18.4%,未対応29.2%,2023年7月:https完全対応87.8%,http併用1.2%,未対応11.0%,調査対象:Fortune Global 500 あとらす二十一調べ
国内主要企業サイト 常時SSL化対応状況2016年5月:https完全対応1.3%,http併用32.9%,未対応65.8%,2017年8月:https完全対応12.0%,http併用36.4%,未対応51.6%,2018年3月:https完全対応27.6%,http併用25.3%,未対応47.1%,2018年6月:https完全対応40.0%,http併用19.1%,未対応40.9%,2023年7月:https完全対応99.6%,http併用0.4%,未対応0%,調査対象:日経225選定企業 あとらす二十一調べ

世界・国内主要企業サイト 常時SSL化認証レベルの割合

2023年7月の調査では、常時SSL化の認証レベルも同時に調査しました。
認証レベルが高いEV認証(EV)と企業実在認証(OV)の合計は、国内主要企業が世界主要企業よりも高く、高い認証レベルの常時SSL化が求められる傾向が見られました。

世界・国内主要企業サイトのSSL認証レベルの割合世界主要企業:ドメイン認証(DV)28.3%,企業実在認証(OV)62.7%,EV認証(EV)9.0%国内主要企業:ドメイン認証(DV)17.4%,企業実在認証(OV)63.8%,EV認証(EV)18.8%調査対象:Fortune Global 500/日経225選定企業 常時SSL未対応を除く あとらす二十一調べ

常時SSL化の認証レベルと信頼性の違い

認証レベルには3種類があり、ドメイン認証(DV:Domain Validation)、企業実在認証(OV:Organization Validation)、EV認証(EV:Extended Validation)の順に認証レベルが高くなります。
各認証レベルの特長と機能は以下の表をご参照ください。

 ドメイン認証(DV)企業実在認証(OV) EV認証(EV) 
認証レベル
フィッシング等リスク確認    (一部×
取得対象の登記済組織の必要性     ×(個人も可)
法的実在性の確認×
物理的実在性の確認××
事業の存在/運営の確認××
発行までの期間(目安)即日~即日~約1週間数日~約2週間
費用(年間の目安)無料~数万円数千円~数万円数万円~十数万円
世界主要企業サイト/国内主要企業サイト 常時SSL化対応調査
調査内容

世界・国内主要企業サイトの常時SSL化対応状況

調査方法

各サイトに訪問し確認

調査対象

世界主要企業(Foutune global 500)/国内主要企業(日経400選定企業)公式サイト

調査年月

2016年5月/2017年8月/2018年3月・6月/2023年7月

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