PC・スマホ(スマートフォン)・タブレットにおけるWebブラウザシェア率/使用率のランキングと推移について、日本国内と世界全体に分けて2025年3月の最新調査結果をご紹介します。
日本のブラウザシェアはスマホ・タブレットでは、世界と大きく異なるため、2025年度の動向も注目されます。
参考:Statcounter Global Stats Browser Market Share


- 日本・世界ともにGoogle Chromeのシェアが最も高い
- 日本のPCではMicrosoft Edgeが20%前後を維持
- 日本のスマホではSafariとGoogle Chromeのシェアが50%弱で拮抗
- 日本のタブレットでも世界と同様にGoogle Chromeがシェア1位に定着
Webブラウザシェア率ランキング(PC)
日本、世界共に2025年3月のPCブラウザランキングに大きな変動はありませんでした。
Webブラウザシェア率ランキング(日本/PC)
日本では、Google Chromeがシェアを伸ばし、Microsoft Edge、Firefoxはシェアが低下しました。
Safariは一定のシェアを維持しています。
ブラウザ名 | 2025年3月 | 2024年12月 | 2024年9月 | 2024年6月 | 2024年1月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Google Chrome | 67.4% | 63.3% | 65.6% | 65.0% | 66.1% |
2位 | Microsoft Edge | 18.4% | 20.7% | 21.0% | 22.5% | 20.5% |
3位 | Mozilla Firefox | 5.7% | 8.2% | 5.8% | 5.6% | 5.8% |
4位 | Safari | 5.4% | 5.7% | 5.6% | 5.0% | 5.4% |
Webブラウザシェア率ランキング(世界/PC)
世界では、Google Chrome、Microsoft Edge、Safari、Firefoxともに、2024年から2025年3月まで大きな変動はなく、一定のブラウザシェアを維持しています。
ブラウザ名 | 2025年3月 | 2024年12月 | 2024年9月 | 2024年6月 | 2024年1月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Google Chrome | 65.7% | 66.8% | 64.9% | 64.7% | 64.8% |
2位 | Microsoft Edge | 13.4% | 13.2% | 13.8% | 13.4% | 13.0% |
3位 | Safari | 8.2% | 8.5% | 9.2% | 9.0% | 8.8% |
4位 | Mozilla Firefox | 6.0% | 6.1% | 6.6% | 6.5% | 7.6% |
Webブラウザシェア率の推移(PC)
日本・世界ともにGoogle Chromeが圧倒的で、今後もシェアを維持すると見られます。
Microsoft Edgeは、Windows標準ブラウザとして企業の社内標準ブラウザに定められているケースもあり、日本では2022年以降はシェア約20%を維持し、世界でも上昇傾向にあります。
参考:Webブラウザの業務利用状況の変化|ITR


Webブラウザシェア率ランキング(スマホ)
2025年3月のスマホブラウザランキングは、日本と世界で異なり、日本では再びSafariがGoogle Chromeを逆転し1位になりました。
Webブラウザシェア率ランキング(日本/スマホ)
日本では、SafariがGoogle Chromeを約1ポイント上回りました。日本におけるiPhoneのシェアの高さと新型モデルの発売開始が影響していると見られます。
参考(iPhoneのシェア):Statcounter Global Stats Mobile Vendor Market Share Japan
ブラウザ名 | 2025年3月 | 2024年12月 | 2024年9月 | 2024年6月 | 2024年1月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Safari | 47.5% | 46.2% | 47.8% | 48.9% | 49.0% |
2位 | Google Chrome | 46.2% | 48.0% | 45.6% | 45.2% | 45.2% |
3位 | Samsung Internet | 2.0% | 2.1% | 2.4% | 2.5% | 2.2% |
Webブラウザシェア率ランキング(世界/スマホ)
世界では2024年以降、大きな変動はありませんが、Google Chromeのシェアが低下し、Safariがわずかに上昇しました。
ブラウザ名 | 2025年3月 | 2024年12月 | 2024年9月 | 2024年6月 | 2024年1月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Google Chrome | 66.9% | 69.8% | 66.7% | 67.0% | 64.7% |
2位 | Safari | 22.7% | 21.5% | 23.0% | 22.9% | 25.1% |
3位 | Samsung Internet | 3.6% | 3.5% | 3.9% | 4.3% | 4.4% |
Webブラウザシェア率の推移(スマホ)
日本では、SafariとGoogle Chromeが拮抗しています。2023年からSafariが下落、Google Chromeが上昇し2024年12月に逆転、翌月にはSafariが再逆転し1位になりました。
世界では、Google Chromeのシェアが約70%に到達しています。


Webブラウザシェア率ランキング(タブレット)
2025年3月は、日本でGoogle Chromeがシェアを伸ばしました。世界では大きな変動はありませんでした。
Webブラウザシェア率ランキング(日本/タブレット)
日本では、Google Chromeのシェアが再び上昇し、Safariが下落しました。
2024年に、iPadに限らずタブレット端末の出荷が4年ぶりに増加に転じた影響の可能性があります。
参考:2024年暦年 タブレット端末出荷台数調査 株式会社MM総研
ブラウザ名 | 2025年3月 | 2024年12月 | 2024年9月 | 2024年6月 | 2024年1月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Google Chrome | 46.0% | 43.1% | 45.5% | 45.8% | 39.8% |
2位 | Safari | 40.0% | 43.0% | 40.1% | 41.6% | 45.3% |
3位 | Android | 12.1% | 11.8% | 12.1% | 10.9% | 13.1% |
Webブラウザシェア率ランキング(世界/タブレット)
世界では目立った変動はありませんでしたが、Safariに低下傾向が見られます。世界全体でのiPadのシェア低下傾向による影響が想定されます。
参考(iPadのシェア):Statcounter Global Stats Tablet Vendor Market Share Worldwide
ブラウザ名 | 2025年3月 | 2024年12月 | 2024年9月 | 2024年6月 | 2024年1月 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | Google Chrome | 49.6% | 49.9% | 50.8% | 48.0% | 48.0% |
2位 | Safari | 30.7% | 32.5% | 34.0% | 36.0% | 36.0% |
3位 | Android | 16.4% | 15.0% | 12.5% | 13.7% | 13.5% |
Webブラウザシェア率の推移(タブレット)
日本・世界ともにSafariのシェアが継続的に低下し、日本では2024年6月以降、世界では2021年3月以降、Google Chromeが1位になりました。世界では、Google Chromeがシェアが約50%を維持し、日本も今後同様に推移することが予想されます。


Webブラウザシェア率/使用率についてのFAQ
ブラウザの種類には何がありますか?
ブラウザには複数の種類があり、2025年3月時点では、Google Chrome(グーグルクローム)、Microsoft Edge(マイクロソフトエッジ)、Safari(サファリ)の3種類が、PC・スマホ・タブレットを問わずよく利用されています。その他にMozilla Firefox(モジラファイヤーフォックス)、Opera(オペラ)などもあります。
さらにシェアは低いもののセキュアブラウザと呼ばれる安全性の高いブラウザとして、Brave(ブレイブ)、Avast(アバスト)、Tor Browser(トーアブラウザ) Vivaldi(ヴィヴァルディ)なども知られています。ブラウザのおすすめは何ですか?
悪意のある攻撃から守るために、セキュリティとプライバシーを強化した安全なブラウザがおすすめです。
Google Chromeはトップシェアで、安全性のためのアップデートが頻繁に行われる、おすすめのブラウザです。Microsoft Edgeはセキュリティホールに非常に迅速に対応し、セキュリティ機能を強化しているためおすすめです。Safariもセキュリティやプライバシーに非常に真剣に取り組んでいます。Firefoxもセキュリテイが向上し、データ保護のための機能も有しています。OS(Mac・Windows)でWebブラウザシェア率は変わりますか?
Mac OSとWindows OSでは大きく変わります。
Mac OSではGoogle Chromeが約74%、Safariが約22%、Firefoxが約3%、Microsoft Edgeが約1%。
Windows OSではGoogle Chromeが約78%、Microsoft Edgeが約16%、Firefoxが約4%です。Windows版のSafariはAppleの提供が終了し、ほぼ利用されていません。(2024年12月/世界全体)
参考:NetMarketShare国別でWebブラウザシェア率は変わりますか?
Webブラウザシェア率は国別で変わります。
ロシア、中国、韓国など、特定の国のみでシェア率が高いYandex Browser(ロシア)、360 Safe Browser、UC Browser(中国)、Samsung Internet(韓国)が存在するためです。中国のWebブラウザシェア率の状況は?
中国Webブラウザシェア率はPC(デスクトップ)においてはMicrosoft Edgeが約34%、Google Chromeが約33%、360 Safe Browserが約17%です。
スマホ(モバイル)においてはGoogle Chromeが約50%、Safariが約17%、Androidが約13%、UC Browserが約10%、QQ Browserが約5%です。(2025年3月)iPhone(iOS)とAndroidでWebブラウザシェア率は変わりますか?
iPhone(iOS)とAndroidでは大きく変わります。
iPhone(iOS)ではSafariが圧倒的で約87%、Google Chromeは約12%です。
AndroidではGoogle Chromeが約83%、Samsung Browserが約6%、Baidu Sparkが約6%です。iPhoneと異なり、Safariは提供されていません。(2024年12月/世界全体)
参考:NetMarketShare日本国内と世界における最新のブラウザシェアを知る方法は?
海外のWeb分析サービス(Statcounter Global Stats)で、日本国内・世界全体の最新のブラウザシェア率を知ることができます。端末別や地域・国別のブラウザシェア率の推移などがグラフで表示されます。月初めに、前月のシェア率が更新されます。
参考:Statcounter Global Stats
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