認知拡大やサイトへの誘導に効果的なYahoo!ディスプレイ広告は、広範囲の潜在層に自社の商品・サービスを訴求できます。Yahoo!ディスプレイ広告の特徴やメリット、費用についてご紹介します。
Yahoo!ディスプレイ広告とは
ディスプレイ広告は、Webサイトやアプリの画面内に設置された広告枠に表示される画像、動画、テキストからなるWeb広告です。
Yahoo!ディスプレイ広告は、Yahoo! JAPANのトップページやYahoo!ニュース、さらに他のパートナーサイトの広告スペースに、画像や動画などの広告を掲載できます。
Yahoo!ディスプレイ広告の種類
Yahoo!ディスプレイ広告では、テキストや画像、動画を使ったさまざまな種類の広告を作成できます。
バナー広告
画像又は動画が表示される広告
テキスト広告
タイトル、説明文、URLなど、テキストのみが表示される広告
レスポンシブ広告
デバイスや掲載面に合わせて、サイズやレイアウトを自動調整する広告
動画広告
5秒〜60秒の動画を説明文やボタンと合わせて表示する広告
動的ディスプレイ広告 ※
行動履歴や属性を元に、最適な内容を生成し、配信する広告
※動的ディスプレイ広告とは?
例えば、ユーザーが自動車を検索した場合、動的ディスプレイ広告ではその閲覧履歴に基づいたおすすめの広告を表示します。また、閲覧履歴以外にも、地域やデバイスの種類、性別、年齢などを対象にしたおすすめの広告を配信します。
Yahoo!ディスプレイ広告の配信設定(ターゲティング)
ディスプレイ広告のターゲティングとは、広告を表示するユーザーや掲載先を絞り込むための設定です。多様な設定項目があり、上手に活用すれば、少ない広告費で効率的に集客や顧客獲得が可能です。
Yahoo!ディスプレイ広告では、以下7つのターゲティングがあります。
地域ターゲティング
位置情報を使って特定の地域にいるユーザーに広告を配信します。都道府県や市区町村単位で指定でき、特に店舗への誘導を目的としたプロモーションでは重要です。
デバイスターゲティング
広告を配信するデバイスを「PC」「スマートフォン」「タブレット」から選ぶことができます。
スマートフォンやタブレットを選択した場合、そのOSとプラットフォームの指定も可能です。「PC」「スマートフォン」「タブレット」の選択は、入札比率の調整にも影響し、獲得成果にも大きな影響を与えます。
年齢ターゲティング
対象ユーザーの年齢層を事前に設定して広告を配信します。
年齢区分一覧
18歳~19歳/20歳~24歳/25歳~29歳/30歳~34歳/35歳~39歳/40歳~44歳/45歳~49歳/50歳~54歳/55歳~59歳/60歳~64歳/65歳~69歳/70歳以上
オーディエンスリストターゲティング
ユーザーの興味や関心の特定ジャンル、購買意向のある商材、およびユーザーの属性に基づいてターゲティングをします。
興味関心
スポーツや旅行など、特定のカテゴリに興味・関心を持つユーザーをターゲティングできます。幅広いユーザーに商品・ブランドを認知させたいときに使用するとよいでしょう。
購買意向
特定の商品やサービスの購入を検討しているユーザーをターゲティングできます。購入確度が高いユーザーをターゲットにできるため、獲得目的のキャンペーンでも利用可能です。
属性・ライフイベント
年収や学歴、就職、結婚など特定のイベントを控えているなど、ユーザーの属性を指定してターゲティングができます。年収が高いユーザーに、車など高額な商品のプロモーションを行うといった戦略に応じた配信設定が可能です。
サーチキーワードターゲティング
設定したキーワードで検索したユーザーに対して広告を配信します。
主に画像や動画形式のクリエイティブが使用され、リスティング広告よりも獲得効果は低くなりますが、比較的低コストで多くのユーザーに広告を届けることができます。
リターゲティング
過去に自社ウェブサイトを訪れたユーザーに広告を再表示します。
ユーザーがサイトを訪れたことは興味のある可能性を示しており、再度アプローチすることで購入に結びつく可能性が高まります。そのため、他のターゲティング手法に比べて獲得率が非常に高く、獲得目的のキャンペーンでは優先的に利用されます。
サイトカテゴリー
特定のカテゴリーに属するサイトに広告を配信できる機能です。
例えば、自動車の情報が載っているサイトに広告を配信したい場合、専門サイトの下位カテゴリーまで選択する事で、自動車カテゴリに属しているサイトにのみ広告が表示されます。
カテゴリー | 下位カテゴリー |
---|---|
ニュース、情報系 | 国内、海外、経済、スポーツ など |
ソーシャルサービス | Q&A、ブログ、掲示板 |
電子メール、ストレージ | 電子メール、ストレージ |
エンターテイメント | 芸能、テレビ、映画、音楽、漫画、電子書籍、ゲーム など |
サービス | ライフイベント、不動産、教育、金融、医療、美容 など |
製品、物販 | 自動車、ファッション、インテリアなど |
その他 | ペット、その他法人 など |
Yahoo!ディスプレイ広告の料金プラン・費用
Yahoo!ディスプレイ広告の料金プランには、運用型と予約型の2つがあり、それぞれで特徴が異なります。
運用型
運用型はユーザーが広告をクリックしたときだけ費用が消化される仕組みです。1クリック数十円から数百円が相場となっており、広告予算を自由に設定できるため、多くの方が利用している方法です。
予約型
予約型は、あらかじめ掲載期間や表示回数に応じた料金を支払うことで、広告枠を予約購入します。料金は20万円〜2000万円以上になります。掲載期間と表示回数が保証されているため、必ず表示させたい場合におすすめと言えます。
※1 地域を指定して配信
※2 表示回数に上限を設けて配信
Yahoo!ディスプレイ広告のメリット・デメリット
メリット | デメリット | ||
---|---|---|---|
〇 | サービスや商品の魅力を効果的に伝える | × | ニーズの発見に貢献するが、成果を上げにくい |
Yahoo!ディスプレイ広告は、画像や動画を使ってサービスや商品を視覚的にアピールすることができます。特に動画を使用することで、サービスや商品の魅力や雰囲気を効果的に伝えることができます。 | Yahoo!ディスプレイ広告は、多くのユーザーに対して広告を展開し、ニーズの発見に貢献する一方、成果の面ではリスティング広告に及ばないことが多いとされます。 | ||
〇 | Webサイトを訪れたことのあるユーザーに再度宣伝 | × | 広告の知識やデザインのスキルが必要 |
過去に広告主のWebサイトを訪れたことのあるユーザーに対して、再度広告を配信することが可能です。すでに見ていたサービスや商品の広告が改めて表示されるため、興味を引きやすくなります。 | Yahoo!ディスプレイ広告は、画像や動画を活用した視覚的なアピールが特徴です。しかし、このためには広告のデザインや内容を効果的に作成するスキルが必要です。 | ||
〇 | ブランディングや信用度向上 | ||
Yahoo!ディスプレイ広告は、世界的に有名なポータルサイトなどに掲載されます。信頼されているWebサイトに広告が表示されることで、ブランディングや信用度向上に寄与します。 |
Yahoo!ディスプレイ広告の導入事例
「住宅購入の検討度が高い」お客様へダイレクトに広告を配信
Yahoo!ディスプレイ広告では、消費者の意識のタイミングを考慮し、「住宅購入を検討し始めたユーザー」へ直接広告を配信することが可能です。さらに新規ユーザーが増加するゴールデンウィークに合わせて広告を配信し、リーチの最大化を狙いました。
出典:LINEヤフー for business 事例(ミサワホーム株式会社)
家電購入の意思決定者である女性ユーザーへの認知
メインターゲットである30代から40代の女性ユーザーに向けて、ドラム式洗濯乾燥機最新モデルのプロモーションを実施。女性ユーザーはスマートフォン経由の流入が多く、動画での共感を得られやすい事から、Yahoo!ディスプレイ広告の動画広告を採用しました。
出典:LINEヤフー for business 事例(パナソニック株式会社)
レスポンシブ広告を強化して公式サイトからのホテル予約が1.5倍に
ホテル予約の公式サイトへ広告からの流入数が伸び悩んでいました。Yahoo!ディスプレイ広告のレスポンシブ広告を採用し、PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスに適切な広告の表示を可能としました。
出典:LINEヤフー for Business 事例(株式会社ホテルサンバレー)
ブランドパネル枠で「結婚希望者」の獲得増を実現!
婚活市場の競争激化により、広告費の高騰に悩んでいました。無駄な広告配信を精査し、「スマートフォン版 ブランドパネル枠」へシフト。Yahoo! JAPANのトップページに掲載されるため、多くのユーザーへ広告が配信され、効率のよい会員獲得に大きく貢献しました。
出典:LINEヤフー for Business 事例(株式会社オーネット)
動的ディスプレイ広告の活用で、ECサイトの注文数増加を目指す
梱包資材を販売するECサイトにおいて、これまでの広告施策では潜在層に認知が広がらないという課題がありました。そこで、サーチキーワードターゲティングを活用し、関連性の高いキーワードで検索するユーザーに対して広告を配信。潜在層へのアプローチに成功し、注文数が増加しました。
出典:LINEヤフー for Business 事例(ラクスル株式会社)
労務管理ソフトの新ジャンル「タレントマネジメント」の認知拡大に挑む
労務管理ソフトとして既に認知を得ていましたが、タレントマネジメント領域としては認知が低い状態でした。これまでの広告出稿から、Yahoo! JAPANの関連サイトには、自社のターゲットとなるユーザー層が多いのはわかっていたので、その相性の良さを活かし、視覚的なインパクトを持つ動画広告を用いる事で、幅広いユーザーへのアプローチを目指しました。
出典:LINEヤフー for Business 事例(株式会社SmartHR)
大手企業様専門 Webマーケティングコンサルティングカンパニー