【2025年11月調査】検索エンジンシェア率のランキングと推移(日本・世界) | 王道DX

【2025年11月調査】検索エンジンシェア率のランキングと推移(日本・世界)

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本記事のポイント
  • 日本・世界ともにGoogleのシェアが圧倒的に高い
  • 日本ではPC・スマホ・タブレット共にGoogleのシェアが上昇
  • 日本のPCでは世界に比較しBingシェアが高い
  • 世界のPCではGoogleの低下傾向が継続、Bingは上昇傾向
  • 日本ではPC・スマホ・タブレット共にYahoo!の低下が継続

検索エンジンシェア率ランキング(PC)

PCの検索エンジンでは、2025年10月もGoogleのシェアが圧倒的で、日本・世界共にランキングに大きな変動はありませんでした。

検索エンジンシェア率ランキング(日本・PC)

2025年6月に比較し、Googleが減少、Bingが増加しました。
日本では、世界よりBingYahoo!のシェアが高く、Microsoft Edgeの利用率の高さとYahoo! JAPANへのユーザーの日常的なアクセスが影響していると見られます。

検索エンジン名2025年10月2025年6月2025年3月2024年12月2024年9月
1位Google71.0%77.6%74.2%75.4%75.8%
2位Bing21.4%15.1%17.8%17.1%15.9%
3位Yahoo!6.0%5.7%6.2%6.0%6.8%

検索エンジンシェア率ランキング(世界・PC)

GoogleBingYahoo!共に、ほぼ一定のシェア率を保っています。
日本よりもGoogleのシェアが高く、BingYahoo!のシェアが低い傾向が続いています。

検索エンジン名2025年10月2025年6月2024年3月2024年12月2024年9月
1位Google82.2%79.5%79.1%79.1%79.6%
2位Bing10.7%11.6%12.2%11.9%11.8%
3位Yahoo!2.73.0%3.0%3.0%3.2%

検索エンジンシェア率の推移(PC)

日本・世界ともにGoogleが圧倒的です。Bingは上昇傾向が続いていましたが、日本では20%弱を維持しているものの世界ではわずかに下降しています。
日本では2024年6月にGoogleBingのシェア率が大きく変動し、その後GoogleBingともに平行しています。日本でのYahoo!のシェア率は緩やかに低下していましたが、2025年10月は増加し、今後シェアを回復できるか注目されます。

検索エンジンシェア率ランキング(スマホ)

スマホの検索エンジンも、ランキング、シェア率ともに大きな変動はありませんでした。
日本では世界に比較し、Yahoo!のシェアが高く10%超を維持しています。

検索エンジンシェア率ランキング(日本・スマホ)

2025年10月は、Googleのシェアが低下し、Yahoo!が上昇しました。Bingのシェアは1%未満で推移しています。

検索エンジン名2025年10月2025年6月2025年3月2024年12月2024年9月
1位Google84.6%87.5%85.6%86.3%84.1%
2位Yahoo!12.8%10.1%11.5%11.0%13.7%
3位Bing0.7%0.6%0.7%0.8%0.8%

検索エンジンシェア率ランキング(世界・スマホ)

シェア率に目立った変化はありませんが、日本に比較しYahoo!Bingのシェア率が極端に低く、ともに1%未満で継続しています。

検索エンジン名2025年10月2025年6月2025年3月2024年12月2024年9月
1位Google94.5%93.7%94.0%93.9%94.2%
2位Yahoo!0.8%0.7%0.7%0.7%0.6%
3位Bing0.6%0.7%0.6%0.8%0.8%

検索エンジンシェア率の推移(スマホ)

PCと同様に、日本・世界ともにGoogleが圧倒的なシェアを維持しています。
ただし日本では2025年10月はGoogleが下降し、逆にYahoo!は上昇しました。次回調査でYahoo!がさらにシェアを伸ばすか注目されます。

検索エンジンシェア率ランキング(タブレット)

2025年10月も、PC・スマホと同様に、タブレットの検索エンジンランキングに大きな変動はありませんでした。

検索エンジンシェア率ランキング(日本・タブレット)

Googleが下降し、Yahoo!Bingが上昇しました。2024年以降に、教育関連などでタブレットの出荷が拡大していることで、Google以外の検索エンジンの利用が増加したと見られます。

参考:2024年度通期 タブレット端末出荷台数調査

検索エンジン名2025年10月2025年6月2025年3月2024年12月2024年9月
1位Google81.1%84.8%81.7%83.6%80.8%
2位Yahoo!13.1%10.8%12.0%11.2%13.5%
3位Bing3.7%2.4%3.4%3.1%4.0%

検索エンジンシェア率ランキング(世界・タブレット)

日本とは異なり、Googleが微減、Bingが微増したものの、Yahoo!も含めてシェア率に大きな変動はありませんでした。

検索エンジン名2025年10月2025年6月2025年3月2024年12月2024年9月
1位Google88.3%89.3%89.9%89.5%90.3%
2位Bing7.7%6.0%5.3%5.5%5.0%
3位Yahoo!0.8%0.8%0.9%0.9%0.9%

検索エンジンシェア率の推移(タブレット)

PC・スマホと同様に、日本・世界ともにGoogleが圧倒的なシェア率を維持しています。
日本国内では、Googleの上昇、Yahoo!の下降傾向が続いていましたが、2025年6月以降、Googleが下降し、Yahoo!が上昇しています。今後もYahoo!の上昇が続くか注目されます。
世界では、Bingのシェア率がやや高く、2025年5月以降、上昇しています。今後10%を超えるか注目されます。

検索エンジン一覧(特徴/シェア率)

Googleが大きなシェアを持つ検索エンジン市場ですが、国や言語によっては別の検索エンジンが利用されています。さらにプライバシー保護環境問題に配慮した検索エンジンも注目を集めています。
世界で利用されている検索エンジンを一覧でご紹介します。

※2025年10月末時点/全プラットフォームのシェア率

名称/提供開始年特徴シェア率(世界)シェア率(日本)
Google(グーグル)
1998年
世界シェア最大。多数の言語に対応。検索結果順位を主にページランクと呼ばれるアルゴリズムで表示。90.0%77.9%
bing(ビング)
2009年
Microsoft製品との連携や最新のAI技術を活用した高機能な画像・動画検索が特徴。4.3%10.9%
YANDEX(ヤンデックス)
1997年
ロシアでは圧倒的なシェア(71%)。メール、オンラインストレージ、地図検索など多様なサービスを提供。1.9%0.6%
Yahoo!(ヤフー)
1996年
世界で最も人気のポータルサイトで、検索エンジンを提供。Yahoo!ショッピングなどサービスサイトが多数。1.5%9.5%
DuckDuckGo(ダックダックゴー)
2008年
プライバシーを保護し、利用履歴等を記録保存しない。VivaldiTor Browserといったプライバシー重視のブラウザに標準で採用。0.9%0.6%
Baidu(バイドゥ)
2000年
中国最大の検索エンジン(シェア63%)。百度百科(オンライン辞書)や百度入力方法(入力システム)など、多数のサービスを提供0.7%0.1%
NAVER(ネイバー)
1999年
韓国ではGoogleと拮抗するシェア(38%)。韓国特有のインターネット規制や韓国語サービスに特化。0.2%0.1%
Ecosia(エコシア)
2009年
広告利益の80%以上を植林・森林再生活動に寄付。ChromeやSafariにデフォルトで使用可能。0.2%0.04%
CocCoc(コックコック)
2013年
ベトナムで展開、Googleに次ぐシェア(5%)。ベトナム語のユーザーに便利な自動入力補助や自動スペルチェック等を搭載。0.1%0.2%
360 Haosou(サンリューリン ソウソウ)
2012年
中国でBaiduに次ぐシェア率(7%)。セキュリティを重視し、企業や情報リテラシーが高い層の利用が多い。0.1%0.01%
Seznam(セズナム)
1996年
チェコを中心に展開(シェア率11%)。検索エンジン機能だけでなく、チェコの利用者に便利なニュースやメール等、独自機能を搭載。0.04%
Startpage(スタートページ)
1998年
プライバシーを重視し、GDPR(EUの規制)に準拠。利用者の個人情報の収集・追跡、検索結果のパーソナライズ等を行わない。
Brave Search(ブレーブサーチ)
2021年
利用者の行動データに依存しないプライバシー重視の中立的な検索結果を提供。独自のデータベースから、特定の企業の影響を受けない独立性を保つ。

検索エンジンシェア率/使用率についてのFAQ

  1. おすすめの検索エンジンは?

    おすすめの検索エンジンは、GoogleYahoo!Bingが代表格です。Googleは情報量/検索結果の精度・網羅性・関連性、Yahoo!は日本向けニュース/ショッピングなど独自サービスと情報、Bingは画像・動画検索/Microsoft製品連携/AIによる対話型検索に特徴や強みがあります。
    プライバシーに強い検索エンジンとしては、DuckDuckGoStartpageなどがおすすめです。そのほか、特定の国や言語に強い検索エンジンとして、ロシアではYandex、中国ではBaidu、ベトナムではCocCoc、チェコではSeznamがおすすめです。
    AIを活用した検索エンジンでは、Copilot(Bing AI)やChatGPT searchがおすすめです。

  2. AI検索エンジンとは何ですか?

    AI検索エンジンとは、人工知能(AI)を活用することで、ユーザーの検索意図を理解し、より高度な回答を提供する検索ツールです。ユーザーが入力した検索ワードをAIが分析し、生成AIが回答文を作成し、最適な情報を提供できます。
    AI検索エンジンを搭載した代表的なツールは以下です。
    Google AI Overview(Google検索に組み込み)
    Copilot(マイクロソフトが開発した対話型検索エンジン)
    Perplexity
    ChatGPT search
    GenSpark
    Felo AI

  3. スマホで利用できる検索エンジンは何ですか?

    スマホ(iphone/Android)で利用できる検索エンジンには、GoogleYahoo!Bingなどがあり、多くのブラウザで設定画面から既定の検索エンジンを変更することができます。Yahoo!など独自のアプリから利用できる検索エンジンもあります。AI検索ではPerplexityがアプリで利用できます。
    その他に、プライバシー保護を重視したDuckDuckGoStartpage、中国で利用されているBaidu、韓国で利用されているNaver、ロシアで利用されているYANDEXなどがあります。

  4. Safariで利用できる検索エンジンは?

    Safariで利用できる検索エンジンは、デフォルトはGoogleですが、Yahoo!BingDuckDuckGoEcosiaなどから好みのものを選べます。
    iPhoneやiPadでは「設定」アプリから、MacではSafariブラウザを開き、メニューバーから「Safari」>「設定」または「環境設定」を選択し変更できます。

  5. 検索エンジンとブラウザの違いは何ですか?

    検索エンジンはインターネット上にある膨大な情報から、特定のキーワードに関連するWebページや画像、動画などを探し出し表示するWebサービスです。一方でブラウザ はWebページを表示するためのソフトウェアで、画像表示、動画再生、ファイルダウンロードなどの機能もあります。例えばGoogle Chrome(ブラウザ)の中で、Google(検索エンジン)を使うという関係です。
    検索エンジンにはGoogleYahoo!Bingなど、ブラウザには、Google ChromeSafariMicrosoft Edgeなどがあります。検索エンジンは通常、ブラウザまたはWebページを介してアクセスされます。

  6. Googleの利用率は世界と比べて日本はどうなっていますか?

    PCの検索エンジンは、日本ではGoogle(71%)が世界(82%)と比較すると利用率は下がります。日本ではBingの利用率が世界よりも高いことが特徴です。
    スマホ・タブレットでも日本ではGoogle(85%・81%)が、世界全体(95%・88%)より、利用率は下がります。日本の場合はYahoo!の利用率が、世界よりも高いことが特徴です。(2025年10月)

  7. ヨーロッパの検索エンジンシェア率はどうなっていますか?

    世界と同様にGoogleがPC・モバイル(スマホ)・タブレット共に長期にわたって圧倒的なシェアを占めています。
    PCではGoogleがほぼ一定のシェア(約79%)を維持し、Bingは11%前後を維持しています。
    スマホはGoogleが圧倒的なシェアを維持し(約95%)で、Bingは非常に低く1%未満です。
    タブレットはGoogleが圧倒的(約89%)ながら、わずかに低下傾向にあり、bingが約9%で増加傾向にあります。(2025年10月)

  8. アメリカ(米国)の検索エンジンシェア率はどうなっていますか?

    Googleが圧倒的なシェア(PC:約76%、モバイル(スマホ):約93%、タブレット:約79%)を占めている点は、世界全体やヨーロッパ、日本と同様です。アメリカの特徴として、PCタブレットで他の国や地域より、Bingのシェア率が高い(PC:約17%・タブレット:約17%)ことが挙げられます。(2025年10月)

  9. 中国の検索エンジンシェア率はどうなっていますか?

    中国では、PCでBingが約41%、Baiduが約36%、360(Haosou)が減少傾向ながら、約15%になっています。
    モバイル(スマホ)では2025年5月以降、Baiduが増加し約77%。Bingは減少傾向で約8%になり、YANDEXが増加し7.7%、360(Haosou)の3.4%を逆転しています。
    タブレットも同様に、Baiduが上昇傾向で約65%、Bingは増加に転じ約23%になりました。
    中国では、政府のインターネット規制「グレート・ファイアウォール(金盾)」により、Googleの検索エンジンが利用できないため、Googleの利用率は、すべてのデバイスで非常に低くなっています。(PC:2.8%、スマホ:1.1%、タブレット:1.6%)(2025年10月)

  10. 台湾、香港の検索エンジンシェア率はどうなっていますか?

    台湾、香港は、中国と異なりGoogleのシェアが圧倒的で、PC、モバイル(スマホ)、タブレットの順で、台湾が約65%・約87%・約94%、香港が約86%・約93%・約96%です。
    台湾の特徴として、PCではGoogleが65%前後で推移し、Yahoo!Bingが約17%で推移している点が挙げられます。香港はすべてのデバイスで、Google以外の検索エンジンの利用率が非常に低いことが特徴です。(2025年10月)

  11. 韓国の検索エンジンシェア率はどうなっていますか?

    韓国は、2025年からPC、スマホ、タブレット共に、長期にわたりGoogleが増加傾向となり、NAVERが減少傾向になっています。
    PCではGoogleが約63%、NAVERが約20%。モバイル(スマホ)ではNAVERが減少傾向ながら1位で約55%、Googleが約42%。タブレットは、NAVERが1位で約53%、Googleが約43%です。
    スマホ、タブレットにおいて、GoogleNAVERのシェアに近づけるか注目されます。(2025年10月)

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